スマートハウス・ハッカーズ報告 2014年2月

去る2月15日~16日に4社2大学共催のハッカソン「スマートハウス・ハッカーズ」が開催されました。前日からの記録的豪雪により開催が危ぶまれましたが、事態を甘く見たスタッフの決断により強行することとなりました。

悪天候は深刻なもので、さすがに無理があったらしく来られない方も多かったのですが、それでも大変積極的なメンバーが集まり、また同時に人数が限られたためか、それとも同じ困難(大雪)を乗り越えた仲間だからか、大変和やかな雰囲気のハッカソンとなりました。まずは開会式のスライドから。



主催者側の取り組みも非常に力の入ったものであり、多くの企業がネットワーク家電を提供し、これまでにないネットワーク家電の祭典となりました。参加者にとっても楽しめる会だったのではないかと自負しています。会場の様子はこちらの記事もご参照ください。

では開催報告スライド、参ります!
たくさんリンクが張られていますので、適宜たどってみてください!

上のスライドに書かれているように、参加者には多数のハック対象機器が用意されました。また、成果物の積極的な公開を後押しするために、インプリハック・リベンジハックというものを提案しました。

発表会

発表会では以下のような作品が発表されました。

「ReplayKaden」by ralit

【メンバー】鳥羽雄希
【概要】Replay Kadenがあれば、あなたがプログラマーじゃなくても、スマートハウスに無限の可能性を与えることができます。いつも通りに家電を操作するだけで、Replay Kadenはあなたの操作をタイミングまで覚えてくれます。シンプルだからこそ、無限の使い方ができます。いろんな家電を連携させてあなただけの暮らしをつくってみましょう。(今回は、イルミネーションで日常を演出することをテーマに、照明の操作のみ実装しています。)
【使用した開発ツールなど】Kadecot JSONP API、Java + Android SDK (on Eclipse)
【公開場所】 ソースコード デモ動画

「いえねこ」

【メンバー】西川 敬之、杉本 実夏
※本作品は、お茶の水女子大学「LIDEE」にて発表された「どこでもいっしょ」をアレンジし、インプリハックしたものです。
【概要】
「いえねこ」は、スマートハウスからユーザへのインタラク ションを親しみやすいものにするためのアプリです。例えば、 夜更かしばかりしてしまう人が、「いえねこ」で「健康な生活 を送りたい」という設定をしておくと、ペットから「眠たいか ら電気を消してほしい」というお願いをされるようになりま す。このお願いに応じるように家電を制御することで、ペット が喜ぶと共に、それに合わせてユーザも早く寝ることになり、 健康な生活を送ることができます。
【使用した開発ツールなど】
Kadecot JSON API, Android SDK(Eclipse), 照明, パナソニック 炊飯器(SR-SX102), 加湿空気清浄機(F-VXJ90)

「iBeaconRemocon」by 湯村 翼(最優秀賞・パナソニック賞受賞)

【メンバー】湯村 翼
【概要】「リビングでは照明スイッチ」「キッチンでは炊飯器とレンジのコントローラ」など、自分がいる場所に応じて適したUIを提示するスマートリモコンを、iOSアプリケーションとして作成した。測位にはiBeaconという技術を利用し、家庭内にBeacon発信機を設置した。初めて行く場所や、スイッチがわかりにくい場所でも、簡単に家電機器を操作することができます。
【使用した開発ツールなど】Kadecot JSONP API、照明、炊飯器、レンジ、空気清浄機、洗濯機
【公開場所】ブログソースコードスライド

「Neko House Snap! Remix」 by Ken Nicolson

【メンバー】Ken Nicolson

※本作品は、お茶の水女子大学「LIDEE」にて発表された「どこでもいっしょ」をアレンジし、インプリハックしたものです。

「お米のゲーム」 by 菅原 衣織 (パナソニック賞受賞)

【メンバー】 菅原 衣織

「家電目線の生活」by 河崎雄大 (パナソニック賞受賞)

【メンバー】河崎雄大
【概要】家電目線の生活は目線を私たちのものから家電からのものに変えるシステムです。
目線を家電目線に変えることで、私たちが家電を見守る生活から家電が私たちを見守る生活へと変えます。
例として、ユーザの家電操作を視覚的なものにするものがあります。ユーザの家電操作をトリガーにユーザの家電操作の様子を写真として保存します。
そして、この写真を新たな家電操作のログとして用いることで家電操作のログをより視覚的なものへ変えます。ひょっとしたら新たな発見があるかもしれません。
【使用した開発ツールなど】Sony API, SONY DSC-QX 10
【公開場所】写真

「喧嘩仲裁家電」by チーム即席夫婦 (神奈川工科大学賞受賞)



「バーチャル母ちゃん」by チームひとまわりちがい(優秀賞・コクヨ賞受賞)

【メンバー】横山諒、北河芳隆
【概要】一人暮らしを対象に、自動で家事をしてくれる「かあちゃん」を作りました。
「かあちゃん」は自分の行動パターンを覚えていて、行動を先読みして”お風呂を沸かす”、”洗濯機を回す”、”カーテンを閉める”などの家事をしてくれます。行動の把握は、スマートウォッチの通信検出や室内カメラの顔検出、家電の操作状態を監視することで実現しました。
ポイントは、端末で直接操作するのではなく、行動に応じて家電が反応するところです。
【使用した開発ツールなど】Xperia, SmartWatch2, 家電各種, Sony Add-on SDK, Kadecot JSONP API, Eclipse

「TOMONIIKIRU」 by チームBAMBOO HACKERS (パナソニック賞受賞)

【メンバー】松岡 康友、粕谷 貴司
【概要】「SHARE」をテーマにスマートハウスを考えました。
そこでは家電やパーソナルデバイスでさえも、そこに住む人、訪れる人が使う権利を持つことができます。
プロトタイプとして、Twitterのハッシュタグを使って誰でも調光や炊飯器のスイッチオン、カメラのシャッターを切ることができるシステムと、それらのモニタリングシステムを作りました。
竹中工務店で開発しているビルコミュニケーションシステムの技術を使っており、クラウドを経由してはいるものの、リアルタイム性の高い通信、制御が可能になっています。
【使用した開発ツールなど】カメラ、照明、炊飯器、Twitter, MQTT, OpenECHO, cloudn(https://www.ntt.com/cloudn/

「全力でフーフー」by 石田 康宜 (優秀賞受賞)

【メンバー】by 石田 康宜

※本作品は、パナソニック・なんば紅鶴主催「デジタル大喜利」にて出されたアイデアをインプリハックしたものです。

その他ビデオ

授賞式

投票により決まる最優秀賞・優勝賞と各企業・団体賞に加え、参加賞としてパナソニック様ご提供で、全参加者に体活動量計が配られました!

椎尾先生講評

お茶の水女子大学教授の椎尾先生からは、個別の発表に対する詳細な講評をいただきました!

参加者インタビュー



閉会式

今後のハッカソン計画についても軽く触れられています。

成果をスライド一枚にまとめてみました

主催・共催・協力団体インタビュー


映像に登場する人たち:
株式会社 ソニーコンピュータサイエンス研究所 大和田 茂
パナソニック株式会社 秦 秀彦
大和ハウス工業株式会社 吉田 博之
ソニー株式会社 塚谷 浩司
神奈川工科大学スマートハウス研究センター 笹川 雄司
コクヨ株式会社 久保田 隆幸
お茶の水女子大学 椎尾 一郎

※ビデオ内で語られている見解は個人的なものであり、組織を代表したものではありません。
撮影協力 山口 麻衣

楽しかったですね!またやりましょう!!


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